被災地支援活動

【兵庫】地域活動支援 淡路青少年交流の家 防災講師・展示品提供

2020年12月5・6日の2日間、ご協力先からご紹介いただき、弊社広報が兵庫県南あわじ市にある「国立淡路青少年交流の家」で防災の講師を務めてきました。

この「国立淡路青少年交流の家」は独立行政法人国立青少年教育振興機構が運営する全国28の施設のうちの一つで、「総合的・体系的な一貫性のある体験活動等の機会や場を提供するとともに、青少年教育指導者の養成及び資質向上、青少年教育に関する調査及び研究、関係機関・団体等との連携促進、青少年教育団体が行う活動に対する助成を行い、我が国の青少年教育の振興及び青少年の健全育成を図ることを目指す」という趣旨のもと(同法人ホームページより)、宿泊施設やキャンプ場、運動施設(体育館、グラウンド、テニスコートなど)をはじめとした多彩な施設を備え、青少年団体、スポーツ団体、学校、部活動、サークル、地域の子ども会、企業、家族等、引率者(成人)と具体的な研修計画がある団体であればどなたでもご利用できる施設です。

今回は、国立淡路青少年交流の家主催の教育イベントということで、「もしも体験!?親子防災チャレンジキャンプ」と銘打ち、午前中はキャンプ施設を利用した「火起こしチャレンジ」、そして午後は弊社広報が講師を務める「もしも避難所で生活することになったら」という体育館でのセミナーが開催されました。折からの新型コロナ感染症に配慮し、屋外と体育館という換気の良い施設を使用し、さらに1回あたりの参加者を限定するために1回15~20家族、2日間に分けての実施でした。

さて、国立淡路青少年交流の家ですが、こちらの施設は淡路島の中でもほぼ南端に位置する南あわじ市の阿万地区にあります。眼下には鳴門海峡越しに四国が望め、非常に景観の優れたところでもあります。
一方で南海トラフ地震の想定震源域にも近く、地震発生時には数メートルの津波が約1時間後には到来すると予想されています。このため、海近くの高台にある当施設は南海トラフ地震など災害の発生時には一時避難場所にもなっています。近くの阿万海水浴場(外洋が近いため海の水がたいへん綺麗)には防潮堤や防潮扉が設けられ、防潮扉は停電の際にも自動で開閉できるよう自家発電設備まで備えられています。堤防には地元の小中学生が書いたと思われる避難啓発の壁画が描かれ、楽しい海水浴の最中でも万一の心の備えを促すような工夫がされています。広報は参加者のご家族にそういった設備の存在も知ってもらえるよう、付近で取材を行いました。

午後からの「もしも避難所で生活することになったら」セミナーではボランティアの学生さんたちと共同で、3つのチームに分け3種類のコーナーそれぞれ30分ずつの持ち時間で避難所において想定されるトラブルにどのように対応するか、家族それぞれ自分たちで考え、その中で気づきを得て防災への知見を深め、取り組みをすすめるような試行がなされていました。

弊社広報が主に担当したのは避難所で起こりうるトラブルに、参加者家族それぞれであらかじめ用意した非常用の持出袋でどのように対処するか、というワークショップ形式のコーナーです。持込品のリュックの中身だけでは足りないことを想定し、淡路青少年交流の家と弊社それぞれ用意した防災グッズを展示し、自由に手に取り、必要に応じて防災リュックに入れる(要返却)ことにより、参加者自ら持出袋のバージョンアップを考えられるように準備しました。

実際にセミナーを開催してみて弊社広報が感じたことは、ご参加者の家族(ご両親だけでなくお子様も含め)大変防災意識が高く、事前に準備してこられた非常持出についても大変良くできていた、ということです。アルミブランケットや懐中電灯といった防災グッズの定番を持参された方が大変多かったほか、ファスナー袋や巾着などで防災袋の中身を小分けにするなど、防災のプロが「プロのテクニック」ということで一般の方にお伝えするようなことも、何家族もの皆さんが実践されていたことに驚かされました。(セミナー終了後に施設のご担当者にお伺いしたところ、参加者の中には防災士の有資格者も多いとのことで、なるほどと頷かされました。)

一方で貸し出しグッズの中ではヘルメットや非常用トイレ、防災ラジオなどの貸し出しが多かったことも一方で印象に残りました。また、お菓子やおもちゃといった子連れの避難時には役に立った(という証言の多い)アイテムについても「気づかなかった」「確かに大切」といった声が多く、こちらは良い啓発になったということも印象的でした。

<広報より>
2日間、特にトラブルや事故もなく、無事に多くのご家族にご参加いただけたことが何よりでした。拙い講師役でしたが、ご清聴いただきました参加者の皆様に改めてお礼申し上げるとともに、このような機会を与えていただいた国立淡路青少年交流の家の大本所長以下スタッフご一同様にも心より感謝申し上げます。