地域・環境への取り組み

【兵庫】地域活動支援 地区活動拠点での子育てサークル啓発講師

近年、子育て世代への支援策を矢継ぎ早に打ち出し、住みたい街ランキングなど各種調査でもランクを大きく上げているまち、明石市。当社も明石と非常に隣接した場所に本社ほか事業所が多数立地しており、非常に縁の深い土地です。

この市では小学校の校区ごとに地域が分けられ、住民によるコミュニティが形成されています。その中で福祉や子育て、そしてもちろん防災などの取り組みが継続的に行われています。海沿いには古くからの漁村のほか、西部には大きなメーカーの工場が立地し、北側には戸建てを主とした住宅地が広がっているほか、数十年前に山野や台地を切り開いで作った新興住宅地も散在しています。あまり広い市ではありませんが、地域ごとに特徴があり住みたいところを選べる感じもあります。

明石市でもお客様や従業員の知人ということでお声がけを頂くことが多く、地域の防災啓発にご協力させていただいております。

今回ご紹介するのは市の中央部、新幹線の西明石から少し北に行ったところにある「弁財天厚生館」での防災イベントです。明石市の西部にある7つの厚生館の一つで、地域交流の拠点となっているほか、スタッフが常駐し福祉相談などの相談事業も行っている施設です。



こちらで、2020年11月7日、「弁財天わんぱく塾」と銘打たれた親子向けイベントの中で防災講師としてご協力させていただきました。

内容は、①非常用間仕切りとダンボールベッドの組立、②ハザードマップを見ながら避難方法を学ぶ、③非常食の試食会(希望者は持ち帰り)というものです。

コロナ禍ということで、アルコール消毒、スリッパ使用の自粛、さらに参加者を絞り家族ごとの距離感も十分とったうえで行いました。

最初は弊社の非常用間仕切りセット「小部屋ちゃん」と弁財天厚生館様でご用意されたダンボールベッドで避難所体験です。親子で楽しみながら、ちょっと苦労しつつもダンボールベッドと間仕切りを組み立てて居心地を体験します。ダンボールベッドはしっかりしたものだったため、「意外と堅い」という感想が多く、事前に用意したコンパクトエアーベッドの必要性を実感していただけました。エアーベッドは意外と強度があるのでアウトドアなどでも気軽に使えるということをお伝えすると興味を持たれた方もおられました。

つぎは非常食の試食です、こちらも家族ごとの食事と距離感に注意しつつ、購入分試食用サンプルの組み合わせでパンやアルファ化米などをお召し上がりいただきました(地域でご購入いただきました。ありがとうございます)。

やはり食べ物の力は偉大です、参加者食事をゆっくりとお楽しみいただきながら、こんどは周辺のハザードマップを実際に利用した避難方法についての説明を行わせていただきました。こちらの地区は津波、洪水リスクともに低い、明石市の中でも特に脆弱性の小さい地域ではあるのですが、その中で強調したのは夜間の避難に伴うリスクです。近隣には田畑が住宅に混じって散在し、用水路が通っているところもあります。

兵庫県では2009年に県西部が大きな水害に襲われた際、佐用町の町営幕山団地の住民が夜間避難を試みたところ、近くの農業用水路が溢れ3家族9名の犠牲を生んでしまった事例に触れました。

夜間の避難行動は時によって被災リスクを上げるという事例を通じ、防災意識を上げて頂きたいと思ってお話したのですが、相応に手ごたえを感じました。参加の皆様がしっかりした防災についての心がけをお持ちだからだと思います。お話させていただく側としても学ぶことがありました。ありがとうございます。

最後は参加者スタッフ全員で片づけを行い、会はお開きに。
3時間という少し長めのイベントとなりましたが、ご参加者の皆様が笑顔で帰って行かれたことが印象的でした。コロナによるイベント自粛にひと段落がつけば、もっと多くの地域で同様のご案内をできればと思っております。